思いやりのある女の子に！おふくろのつるし雛

おふくろのつるし雛・つるし飾り

おふくろ

おふくろの偉大さを改めて感じました

普段から、まっすぐな気持ちで何事も取り組み
あきらめないおふくろ

２年がかりで縫い上げたつるし雛を見た時
正直、心が熱くなりました

『おふくろ　スゲェ－』

これが最初の正直な気持ちでした

今回、おふくろへの感謝の気持ちを込めて
おふくろのつるし雛・つるし飾り【女の子】
の紹介サイトをつくりました^^

私が言うのもなんなんですが
おふくろのつるし雛・つるし飾りはすばらしいです。

古着の着物の生地から一針一針すべて手縫いで縫っています。
しかも、孫のため、私の長男のため
一つ一つの縫いぐるみの飾り物に
おふくろの思いが・気持ちが詰まっています。

例えば、『這い子人形』の飾り物には
『ハイハイをたくさんする子は丈夫に育つので
　　健やかに育つように』
という思いを込めて、一針一針縫ってくれています。
二年かけて作り上げた作品です。
私と兄の長女のために・・・

そんな、おふくろの思いと気持ちがこもったつるし雛・つるし飾りを
いろいろな角度から
『ありがとう』という思いを込めて
紹介させてもらいます。

どうか、この子は女の子らしく・・・

江戸時代においては雛飾りを購入できるような裕福な家庭はまれで
せめて雛飾りの代わりに、愛する子供や孫の為に手作りの雛飾りで初節句を祝おうという
切ない親心から生まれたのが稲取の雛のつるし飾りまつりの発祥の由来と伝えられています。

健やかに、のびのびと育ってほしいと
一つ一つ手作りでつくられたつるし雛は、
そんな願いが込められています。

もともとは、つるし雛・つるし飾りは、桃の節句・女の子のための
ものでしたが、現在は男の子のつるし雛・つるし飾りもあります。

つるし雛・つるし飾りの世界を紹介させてもらいますね^^

つるし雛・つるし飾りには、たくさんのかわいらしい縫いぐるみの飾り物（人形）が
つるしてあります。
この一つ一つの飾り物（人形）にはそれぞれに意味があります。

私のおふくろも、一つ一つの飾り物（人形）を縫うときに
孫のため、一針一針にその意味を思いを込めて
縫い上げてくれました。

子を思う親、孫を思う祖母祖父の心はいつの時代も変わらないのです。

例えば、上の『お方ごろ』
この子には
『おかた様といえば、美しい姫君、奥方さまのことです。
将来はその様な由緒ある家柄のところへ嫁いでくれればいい』
という、おふくろの思いが詰まっています。

一つ一つの願いを込めた飾り物（人形）を
一つの大きな形にしたものが
つるし雛・つるし飾りです。
大変すばらしい言い伝えだと思います。

一つ一つの飾り物（人形）の画像と紹介もしていきますね。

もともと昔から、縫い物・編み物が好きで
子供のころから毛糸の手編みのマフラーや靴下等を縫ってもらっていました。

兄の長女が初孫ということもあり
また、自分がちょうど縫い物教室で
『女の子のつるし雛・つるし飾り』を習っていて
当時も一年係りで夜遅くまで縫っていました。
（２００１年は、私もまだ独身だったため同居していたので良く憶えています）

それから、２００３年に私の長男が生まれ
『男の子ののつるし雛・つるし飾り』の制作に没頭していきます。
ちょうど、おふくろの趣味と孫の誕生が重なり
おふくろにとってはつるし雛・つるし飾りにかける思いがよりいっそう深まった感じです。

２００５年に兄の長男・私の長女が生まれ
おふくろのつるし雛・つるし飾り制作は、ますます多忙となりました。

今年の桃の節句・端午の節句は雛人形と五月人形の回りを
おふくろのつるし雛・つるし飾りが華やかに人形を引き立ててくれています^^

現在６６歳で、まだまだ元気です。
おふくろは、つるし雛・つるし飾りと出会い
自分の趣味、生きがいを見つけたのかなと最近思います。
縫い物教室の友達とのお出かけや、電話しているときの表情が
一番楽しそうな、今日この頃です。

現在は、年に数回ある作品展に向け
新たな縫い物にチャレンジしています。

また、新しいものができたら随時紹介していきますね！

『おふくろ　ありがとう
　　　　　　いつまでも元気で楽しく縫い物をして下さい』

息子より

おふくろが縫い上げた２つのつるし雛と
兄と私の長男の鯉のぼり・菖蒲・兜が縫い上げられている掛け軸です

ものすごく華やかな雰囲気です

おふくろが縫い上げた２つのつるし雛の傘を並べてみました

違う模様で色鮮やかです